英語塾GRIT

高校生で英検準1級/CEFR B2を目指す和歌山市の英語塾

11月25日「今日の授業記録」

高3生は共通テストまであと2か月弱となりました。高2生にとっても1年後に共通テストが迫り、学校でも入試関連のセミナー?のようなものが始まっているようです。生徒の1人に、「新しい入試に関してどのようなアドバイスを受けたか」と尋ねてみたところ、「今まで大学の学習で求められてきたスキルが大学受験で求められるようになるという説明を受けた」と答えてくれました。

 

 

「高大接続」

 

 

それがGRITが目指している学習です。数か月前、今日話した生徒とは別の高校生の生徒と話していた時ですが、「GRITでは中学生の学習内容を小学生で、高校生の学習内容を中学生で、大学生の学習内容を高校生で行うことを目標としている」と話していたところでした。

 

 

正直、この考えは生徒の皆さんにはなかなか通じませんし、保護者の方にも理解していただくのは非常に難しいです。受験英語と聞くとやはり「文法」「訳読」という認識を持っている方がほとんどだと思います。理解していただくためにもわかりやすく伝え、結果を出すことで示さなければならないと感じています。

 

 

教える側にとっても高大接続の必要性や思考力・判断力・表現力を養う学習の必要性は、多くの教員の方々が認識していると思います。しかし、それを学校単位、クラス単位で行うことは非常に難しく、依然として「文法」「訳読」中心の学習を行っている学校も非常に多いと思います。日本では思考力・判断力・表現力を養う学習として「アクティヴ・ラーニング」という言葉が使われることも多くなりましたが、ではグループ活動を増やせばよいか、と言われるとそういうわけでもなく、何をどう変えれば良いのかわからないまま結局何も変わっていない学校が多いように感じています。

 

 

GRITでは高2にあがるまでには文法の学習を終わらせ、高1の後半からは大学生が使用する教材を使用し、思考力や表現力を身につける学習を行っています。文法の授業や英検のスピーキング対策では必ずしもオールイングリッシュの授業というわけではないのですが、リーディングやディスカッションの学習に関してはほぼオールイングリッシュで授業を進めています。

 

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変化に対応し自分の学習スタイルを変えるということは勇気がいることで、生徒にとっても保護者の皆様にとっても難しいことだと思います。

 

 

正直お話しすると、この教材を使い始めた当初(1年ほど前ですが)、この教材を使ってオールイングリッシュで授業を行う自信はありませんでした。何度も何度も練習し、失敗し、うまくいかないたびに改善させていくことで授業の質も依然と比べると多少はあがっていると感じています。(まだまだ改善点はたくさんありますが…)

 

 

生徒の英語力に関しても高2の11月の時点で共テリーディングにおいて80~90%の得点を取ることができるようになっています。100%というわけではありませんが、この学習が新しい入試に適していると、ある程度の確信を持つことができるようにもなってきています。

 

 

それでは「大学でも求められるスキル」とは具体的には何なのか。様々なスキルがあると思いますがそのうちの1つは、物事を主観で判断するのではなく客観的に判断するスキルです。物事を客観的に判断するためには、fact(事実)とopinion(意見)を見分ける力が必要となり、共通テストのリーディング第2問にはfactとopinionの違いを見分ける問題が出題されます。またfactということに関してはデータを正しく読み取る力が必要となりますので、リーディング・リスニングそれぞれにおいてデータを読み取る問題も多く出題されています。

 

 

また、客観的な判断をするためには、物事をポジティヴ・ネガティヴの両面からとらえる必要があります。リスニングの第6問ではあるトピックに対して4名がそれぞれ意見を主張しその主張が①肯定的なものか②否定的である/肯定でも否定でもどちらでもないということを見分ける問題もあり、センター試験の問題にはなかった出題形式も見られます。

 

 

そして、他教科の統合というのも最近の傾向となってきています。共通テスト第5問では、長文1題が「伝記」ですので、歴史の知識があれば断然読みやすくなります。(入試対策のために読ませているわけではありませんが、定期的に「人物」に関する洋書を読ませています。)

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リーディング第6問では「社会科学」や「自然科学」のような長文も出題されます。英語自体はさほど難しくないのですが、普段から「政治」「環境問題」「経済」などに目を向け考えていると、多少英文が読めなくてもまあ常識で解けるだろうと思えるような問題もあります。

 

 

長くなってしまいましたが、新しい入試での英語学習における留意点に関してはこのようなところです。共テだけではなく、早稲田大学の独自入試などを見ても似たような傾向があり、他の国公立大学の2次試験でもそれに沿っていくのではないでしょうか。外国語学部などでは、東京外大が行っているようなスピーキング試験もますます導入されるようになるのではないかと考えています。

 

 

この記事の中にもfactとopinionが含まれています。私の憶測のような部分もありますが、理にかなっていると思われることがあれば、大学受験の学習の際にお役立ていただければ幸いです。

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