今日も通常授業、自習で何名かの生徒が来てくれました。
高2生の自習用に英検準1級のコピーを取り、長文のタイトルを見てみると、GRITの1年生の生徒が使っているUnlockという教材の長文の内容とほぼ同じものでした。(偶然にも今日の高1生のUnlockの授業でその内容の授業を行いました。)
準1級の問題を解き終わり「選択肢の英文が難しい」と話していたので、私は本文の内容を読まず選択肢だけを見て問題を解いてみました。
Q.〇〇〇〇〇〇〇〇?
1.×××××
2.□□□□□
3.△△△△
4.◇◇◇◇
こんな感じですね。7問程解いてみたのですが、5/7でした。良いのか悪いのかわからない点数ですが、本文はほぼ読んでいないので、問題を解くのにかけた時間に対する正答率のパフォーマンスは良いのかなとは思います。
英検準1級に限らず、このようなタイプの問題では4つの選択肢のうち1つは常識で考えて答えになりえないものがあります。例えば、「インターンシップについて筆者は本文でどのように述べていますか?」という問いがあるとします。
Q.インターンシップについて筆者は本文でどのように述べていますか?
1.学生にとっても企業にとっても利益はない。
2.学生にとっても企業にとっても利益がある。
3.企業よりも学生の方が利益がある。
4.学生よりも企業の方が利益がある。
この選択肢の中で明らかにおかしいのは①です。①が答えになる可能性はほぼありません。(①を答えに選ぶ場合は、英語力以前の問題かもしれません。)②が答えになる可能性も非常に低いです。(当たり前すぎて長文問題として成立しない可能性がある。)ですので答えはおそらく③か④です。普通に考えれば③ですが、準1級の長文ということを考慮に入れると④が答えになる可能性が高いと判断し、④が正解になる、という具合です。
どの問題に対してもこのストラテジー(本文を読まずに選択肢だけをみて消去法で問題を解く)が通用するというわけではなく、私も7問中2問は不正解でしたので、この方法で問題を解くのは限界があるとは思います。しかし、本文を理解できていなくても解ける問題がある、という認識は持っていても良いかもしれません。