先日、長文の授業でVelcroのトピックを扱い、Velcroがバイオミミクリー商品の1つということを学びました。
今でこそ「バイオミミクリー」という言葉を目にしますが、1940年代には当然、バイオミミクリーという言葉や概念はありませんでした。むしろ科学を妄信していた時代でしたので、自身を1940年代に置いて考えてみると、生物の性質を私たちの生活に生かすという発想がいかに斬新なものかということがわかると思います。
今日はYahooのトップニュースで「ポスト・イット(私たちが使っている"付箋"です)」の開発者が亡くなったというニュースを目にしました。非常に残念なニュースです。もともとは接着剤を開発しようとしていたそうですが、その不良品がポスト・イットの発明につながったという話を英語の長文で読んだことがあります。
センター試験の長文では「顕微鏡と天体望遠鏡の歴史」について出題されたことがあります。「科学」や「発明者」は大学入試でも頻出のトピックですので、普段からそのようなトピックに触れておくことが重要だと思います。
今日のヘッドラインは「イスラエル軍によるガザ地区への侵攻」「中国による米大使へのマイクロ波攻撃疑惑」。身近なニュースでは「ガンバ大阪宮本恒靖監督の解任」。私たちの身のまわりのニュースはコロナウィルスやオリンピック、韓流アイドルだけではありません。
また、ヘッドラインを読むだけでなく、興味を持ち、深く調べてください。「イスラエルとパレスチナの紛争の根底には何があるか?」その疑問を持つと「ユダヤ人の歴史」「エルサレム」「イギリスによる二枚舌外交」様々なキーワードが見えてくると思います。そして、その情報に客観性があるかを確かめるためにより多くの情報を得る必要があり、「英語」が役立つと思います。
大学入試も大きく変わりつつあります。単語や文法の知識だけを測る入試は過去の遺物です。英文やデータを読み情報を正しく選ぶ力、意見と事実を見分ける力、英語と他教科を結びつけて考える力。その中で必要とされる語彙数は増え、自分の意見を伝えるための語彙や文法の力が必要になっています。
特にリーディング・リスニング学習を通し、様々なトピックに触れ、興味を持ったトピックや重要だと思うトピックについて深く追求しながら、学習をすすめましょう。