私は、直接的な指導、間接的な指導を含め、英検準1級に合格した高校生を10名程度しかみたことがありません。その10名の過半数の生徒は以下の2つの特徴を持っていました。
- ①全教科が優れている生徒
- ②家庭環境や留学経験など特別なバックグラウンドを持っている生徒
厳しい言い方かもしれませんが、GRITには①②に該当する生徒はそこまで多くありませんので3つ目として
- ③GRIT(やりぬく力)を持つ生徒
その生徒を育て、目標を実現させること。その決意として『英語塾GRIT』という塾名にしました。
学習量は他塾と比較しても桁違いに多いです。しかし、英語学習が重要である一方で、最後の最後で助けとなってくれるのが間違いなく他教科の力です。学校で学んだ社会や理科の知識が、長文読解や英作文で役立つのは言うまでもありません。私自身もセンター試験では理科(地学)、社会(日本史)は90%を超えており苦手な英語や国語の点数を引き上げてくれたのは他教科の知識だったと思っています。ですので、伝わっているかどうかはわかりませんが、「英検準1級を取得するために他教科の学習を疎かにしてはいけない。」ということも伝えています。
そこで問題になってくるのが「時間」です。英検準1級を目指すために必要な英語学習の時間と、他教科の学習を両立させるために工夫し時間を作らなければなりません。真に優秀な生徒はその問題に直面したときに「時間を作るための努力」をします。そうでない生徒は(話を聞く限りですが)テスト中に友達とカフェで勉強をしたり、テスト中に友達と夜に電話をしたり、また、テスト週間になるたびに慌て連日の夜更かしで学習のリズムを狂わされ、テストが明けても学習リズムを取り戻すことはできません。学習のリズムが狂うと、当然ですが塾の勉強は後回しになり、退塾につながってしまいます。
GRITの学習はカリキュラムに沿ってますので、学習量は全員ほぼ一律です。両立している生徒がいる以上は両立は可能です。少し両立がしんどいと感じている生徒は、他の生徒に「何が両立を可能にさせているか」尋ねてみてください。