英語塾GRIT

高校生で英検準1級・1級/CEFR B2を目指す和歌山市の英語塾

7月2日「And yet, it moves.」

先日のブログでガリレオ・ガリレイの名言を1つ紹介させていただきました。今日もその続きです。

 

もし仮に「英語を教えて英語力があがる」「英語を教えて英語の成績があがる」というのであれば教える側としては非常に指導しやすいです。また、ガリレオの名言の1つからの引用となりますが「見えないと始まらない。見ようとしないと始まらない。」という言葉があります。(私も含め)私たちは、問題の根本となる原因から目を背けようとします。英語の点数を含め、成績があがらない生徒のほとんどの原因は教科の学習以外にあり、それを教えることは教科を教える以上に難しく、それが原因でGRITを離れた生徒、そしてそれを克服し結果を出す生徒もいます。

 

例えば、最近準1級に合格した生徒ですが、初めて会った日をよく覚えています。2年前の今頃だったと思います。入塾当時高校1年生でしたが、学校の定期テストの点数が低く夏休み前の面談で「中学生の内容から学習し直すように」と言われたそうです。体験授業をしてみると、リスニング力の高さに驚かされ「本当に学校の先生にそのように言われたの?」と本人に確かめました。非常に礼儀正しい生徒で、理解力も早く、なぜ定期テストで点数をとることができないか最初はわかりませんでした。

 

実際にGRITで学習を進めると、大きな欠点が見つかりました。それは遅刻癖でした。遅刻癖というよりは「細かいことを気にしない」といった方がよいのかもしれません。「英語を話す、聞く、読む」といった大雑把な学習に関して問題ないのですが「文法」「英作文」、この2つに関しては英語力以上に「冠詞、ピリオド、時制の一致」など細かさが求められるので「細かいことを気にしない」という考えを改めない限り、英語の点数を上げることは厳しいと感じました。そして英検準1級の合否をわけるのは、「英作文」です。ポテンシャルが高い生徒だったので、合格に導くために何とかして問題点に気づかさなければと、思いました。

 

何か問題が生じても最初から厳しくいうことはありません。といっても、まあ今の子どもたちが軽く先生に注意された程度で聞く耳を持つはずもありません。彼に限ったことではありませんが、今の子どもは賢いので、言われたことを受け流す力、都合の悪いことを忘れる力が非常に高いです。5回、10回、20回と注意が続き、授業が終わって1時間ほど話し合ったこともあります。ある出来事がきっかけで、私はかなり厳しく、厳しくというよりは机をひっくり返すレベルで注意をしたことがありました。その頃に「君には英検準1級は無理だ」といったことも覚えています。

 

その後もいろいろあったのですが、今は遅刻をすることはなくなり、授業の15分前には塾に着くようになりました。文法や英作文の点数が向上しているのも言うまでもありません。5月の下旬が合格発表だったのですが、英検準1級合格発表の5日程前に、「今回は合格できていると思う。でも、もし今回が無理でも、今の〇〇君であれば志望校対策の延長線上で次は必ず合格できる」と伝えました。本人も「諦めるつもりはありません。」と返答してくれ、結果は合格でした。

 

私のやり方は間違っていたかもしれません。今は、私は彼のことを人として尊敬し信頼し、志望校に合格させたいと思っている気持ちを以前よりも強く持っています。

 

実は逆のケースもあり、定期テストの点数が下がったと入塾してくれた女子生徒がいました。「高校内容の英文法がわからなくなってきている」と話してくれ入塾しました。しかし、ルールをきちんと守り、友達思いで、他教科の学習や宿題の手を抜くこともなく、単語テストに不合格の時は唇を震わせながら悔しがっていたこともありました。前出の生徒とは逆の意味でなぜ点数が下がってきているのか、わかりませんでした。半年間ほど学習すると「英検2級バンド+10」という今まで見たこともないような点数で合格しました。(入塾前はバンド-1で不合格)今は、文法に関しては問題を克服できているので、英検準1級(特にスピーキング)に向けて「自分の意見を伝える、自分の意見を少し長めの英語で伝える」という課題を見つけて学習に取り組んでいます。前出の生徒と異なり、遅刻や問題に対する取り組みで彼女に注意をしたことはありませんし、授業でも英語の話がメインです。

 

話しだせばきりがないですね。一人ひとりの生徒のことをよく覚えています。できれば英語の指導がメインであてほしいと思っていますが、向上しない原因は文法の知識や単語の学習量でないことの方が圧倒的に多いです。時代も時代ですので、生徒を注意するときはほぼ生徒が退塾すると思っています。ただ、生徒のことを思わず、行き当たりばったりで注意することはありません。それでも1回そのようなことがあると過半数の生徒はやめてしまいますが。それでもやはり、私は生徒を英検準1級や1級に合格させたいですね。

 

And yet, it moves.

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