読書チャレンジ5冊目、『論語と算盤 モラルと起業家精神』を読了しました。
原書はさすがに難しかったので現代語訳版を読みました。論語が日本の思想文化形成に寄与していることをご存じの方も多いと思いますが、論語の教えを真逆のベクトルの商売と結びつけたところが他の自己啓発本やビジネス書と大きく異なります。
ビジネス書のような要素が入っている一方で、学問にも精神の修養が伴われるべきか、そもそも精神の修養とは何か(物事の善悪の基準は人によって異なる)そう考えさせられました。前半の3章(処世と信条、立志と学問、常識と習慣)に関しては高校生の生徒の皆さんも十分に読む価値があると思います。教室に置いていますので生徒の皆さんにもぜひ読んでいただきたいですし、私ももう1度読もうと思っています。