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【思考力】What’s the Right Thing to Do? - Episode 01 / Episode 02 -

ご存じの方も多いかもしれませんが、マイケル・サンデル氏の『これからの「正義」の話をしよう』という書籍はハーバード大学で行われた講義がもとになっています。

 

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大学生の頃に大学の英会話の授業で使用し、(その頃は英語も話せずよくわからずに終わってしまったのですが)、授業で使用した書籍を10年以上経った今も覚えているのは人生で何らかの影響を与えたものだったのかもしれません。

 

その講義のもととなった映像をyoutubeで(無料で!)視聴することができます。先週Episode01を視聴し、今週Episode02を視聴しました。

 

 

Episode01では「5人を救うために1人を殺すことは正しいか」や「遭難し3人が生き延びるために体調を崩した1人を殺して食べることは許されるべきことか」、Episode02では「テロの容疑者を(証拠が不十分な状態でテロ実行前に)捕縛し拷問することは認められるべきことか」、また、cost-benefit analysisという観点から「喫煙」が取り上げられていました。

 

もう少し詳しくお話すると、たばこに税をかけることによって「国の税収」が増え経済的なメリットがあり、人々は健康になり長生きをするようになることで健康面でもメリットがあります。ただ、人々が健康で長生きをするということは、医療や福祉の面で経済的な負担が増え、結局タバコ税を上げ税収から得られるメリットと医療・福祉の負担が増えることは、どちらが有益なのか?ということです。

 

そのような議題についてマイケル・サンデル先生がファシリテーターとなりハーバードの学生たちが議論を闘わせるという授業です。

 

 

私たちの生活の中でここまで極端な事例はありませんが、それでも私たちの生活は[ 選択 ]や[ 判断 ]の連続です。例えば次の状況は、塾でもよくある話です。

 

  • 次の月曜日は友達の誕生日だ。友達の誕生日プレゼントを買って、メッセージカードを作りたいが、他の友達と買い物に出かけることによって日曜日を半日使わなければならず、月曜日の塾の宿題が終わらない。
  • 次の月曜日は友達の誕生日だ。月曜日までに塾の宿題を終えなければならないので、友達の誕生日プレゼントはamazonのネット通販で済ます。日曜日は出かける必要がなくなるので、塾の宿題、学校の授業の予習も終わらせることができる。

 

大人目線で見れば正義は明らかに後者ですが、高校生目線でみると前者かもしれません。塾の宿題と友達の誕生日を天秤にかけたとき、友達の誕生日に重きを置くことは必ずしも道義的に間違えていることではありません。(ただ、塾の先生から怒られる、保護者の方から怒られる可能性があることは認めなければなりませんが。)

 

この事例では、友達の誕生日も宿題の提出日も決まっているわけですから前もって計画を立てておくのが当然の対応で、明らかな解答はあります…(が、出来ない生徒も多い)

 

学ぶ目的は人それぞれだと思いますが、「正しい判断をする」ために(私も含め)私たちは日々学んでいるかもしれません。特に何かを教える側の人間はその責任が重いので、学び続けなければならないとも感じます。

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