英語塾GRIT

高校生で英検準1級・1級/CEFR B2を目指す和歌山市の英語塾

【日記】詰めの弱さと強さ

英語の"check"という単語はチェスのチェック(将棋でいう所の王手)から来ているようです。今は「調べる」という意味で用いられていますが元をたどれば「詰める」という意味のようです。この「詰め」の認識は、勝負事では非常に重要だと私は考えています。

 

先週の授業で度々遅刻の続く生徒に対して「(いくら能力があっても)詰めの甘い人間はぎりぎりの所で勝負に負ける」という話をしました。英単語フェスティバルに関しても同じです。200点満点で180点が合格点のテストで170点台で不合格の生徒が非常に多いですが、詰めの甘さが大きく影響しているのだろうと思います。170点台で不合格だった時、機嫌が悪くなる生徒、シュンとして時には泣いてしまう生徒もいますが、今まで見た中で最も表情が良かった生徒は悔しくて唇を震わせている生徒でした。

 

昨日、青森山田高校サッカー部、黒田監督のインタビュー動画を見ていたのですが、「詰め」という部分の重要性を強調されていました。

 

 

連日、英検の自己採点の結果を報告してくれています。今回もかなり厳しい結果になりそうですが、その中で1名、準1級で非常に高い点数を取ることができた生徒がいました。前回の準1級受験では1,2問差で不合格だった生徒で、今回こそはと強い思いで受験に臨みました。今回、その生徒に話したことは「前回と同じ失敗を繰り返してはいけない」ということでした。

 

前回の試験で何が起こったかというと、夏期講習では12回分英検準1級の過去問に取り組み単語もある程度は覚えている状態でした。夏期講習を終えた8月末の段階では、合格できる可能性が非常に高い位置にいました。ただ、英検の直前になり「部活動の合宿」「修学旅行」「定期テスト」と3つイベントが続き、試験前の大事な時期に英語の学習が疎かになってしまった部分がありました。とはいえこの3つのイベントは学校生活で重要なものですので、そこの部分を疎かにさせてまで英検の学習に取り組ませようとは思いませんでした。(そこを見越して準備させれなかった指導者の責任でもあると感じました。)

 

おそらく今回(10月)の英検は不合格だろう。この不合格から何かを学んでほしい。

 

それが受験前の本音でした。能力が高く優秀な生徒ですのですべてを理解していると思い不合格の後も特に何か話したというわけではありませんでしたが、今回(1月)の英検を申し込んだ頃、冬講が始まる前だったと思いますが「前回の英検を振り返りましょう。」ということで2つのことを話しました。

 

  • 前回の英検では仕方ない部分もあったが最後の詰めの部分で失速してしまった。次は同じ失敗をしないようにしましょう。
  • 英検準1級合格のために授業で足りない部分を自分で補うように

 

今回の冬講は生徒の皆さんにとっては厳しかったようですが、「〇〇さんがダウンするまで他の生徒も死ぬ気で〇〇さんに食らいつくように」という言葉を他の生徒にかける程の孤軍奮闘ぶりでした。冬講が終わった後も手を緩めることなく、土曜日の夜の時間や平日に塾で単語の問題集に取り組んだり、自主的に英作文の学習に取り組み書いた英作文の添削を行ったこともありました。(学習意欲の水準が低く恥ずかしいですが、生徒が自主的に英作文の学習に取り組み添削を行ったのはGRITでは私も初めての経験でした。)苦手な単語帳リストのようなものを自分で作っている所も見かけました。

 

学習量に関しても英検準1級合格に必要なすべての学習を課そうとすると週15時間程度は塾に来る必要はあります。とてもではないですが授業数、授業料のことも考えると自分でできる学習は自分でしなければなりません。単語や長文、リスニングは自分でできる要素が高い学習で、自主的に学習に取り組めるように必要なすべての教材は教室に置いています。そこの部分に気づき取り組むことができた初めての生徒でもあったかもしれません。結果がまだ返っていないので合否はわかりませんが、点数が良かったということではなく前回の失敗を克服できたという点について褒めた部分はありました。

 

チェックメイト(2次試験合格)まであと少し。次は悔しさで唇を震わせるのではなく、合格の喜びで手が震えるといいですね。

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