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【日記】京大・阪大の英作文

昨日の高3生の授業では京都大学、大阪大学の過去問から2題、英作文の学習を行いました。

 

『客を招いたら、まず住居のすべての部屋を案内してまわるのが、欧米の通例である。ドイツの友人宅でも、寝室から地下の作業室兼物置に至るまで案内をされたが、どの部屋も清潔で整然としているのに圧倒された。以前その夫婦を我が家に招いたが、もっぱら座敷に閉じ込め、他の部屋など見せるどころではなかったのだが、今思うと恥ずかしい気がする。(京都大)』

 

『それではその傷はどのようにして癒されるのか。心の傷の癒しは、古来からもっぱら宗教の仕事とされてきた。いろいろな宗教がそれぞれの教義や方法によって、人間の心の癒しを行ってきた。しかし、近代になって人々が宗教を信じがたくなると同時に、心理療法という方法によって、心の癒しができると考え、しかもそれは「科学的」な方法でなされると主張する人たちが現れた。そのような「科学」を絶対と信じる人には、それは時に有効かもしれないが、そうでない人には、人間の心が科学的方法で癒されたりするものではないことは、少し考えるとわかることである。(大阪大)』

 

歯ごたえのある問題です。特に京都大学の和文英訳は日本でもトップレベルと言われているので、旧帝受験予定者の目標は京大英作文です。このレベルの英作文を目指すとほぼすべての大学に対応できると思います。

 

私も授業の前に解いてみましたが、阪大の英作文は概ね模範解答に近い英文を書けていました。一方で京大の英作文に関しては私は『地下』を"underground"、『夫婦』を"couple"と書いておりこの文脈においてはあまり適切でないと解説されていました。それ以外の部分に関しては書き方は若干異なりますが概ね模範解答に近い英文を書くことができていたと思います。

 

生徒も阪大の英作文に関しては2回目のトライで模範解答に近い英文を書くことができていました。京大の英作文に関しては模範解答の英文と差があり少し落胆していました。もちろん解答例でなくとも正しい英文はあるので、どの文が正しくどの文が正しくないか見極めアドバイスができるようになることが指導者の力です。ネイティヴ以上の力が求められますが、文法の正確性や1つの1つの単語の持つニュアンスを追求できるのがこのレベルの指導に携われる面白さでやりがいです。自信はありますが、まだまだ私には力が足りないとも思わされます。

 

話を戻しますが、この2つの英作文、一見、阪大の方が難しそうですが実際書いてみると京大の方が難しいと私は感じました。生徒の書いた英作文を見てもそう感じました。『ドイツの友人宅』『もっぱら座敷に閉じ込め』『~を案内して回る』簡単そうに見えますが、正しい用法で書くのは非常に難しいです。

 

高2生の生徒も受験まであと1年。『(定期テスト対策)文法学習』『(英検に向けた)4技能学習』から和文英訳(英作文)、英文和訳(英文解釈)の学習を始める時期です。ローマは1日にして成らず、日々知識を積み重ね、良い英作文を書けるように学びましょう。

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