読書チャレンジ28冊目、『天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード』を読了しました。今回はKindleで読みました。
オードリー・タン氏をご存じない方も多いかもしれませんが、台湾で新型コロナウィルスを封じ込めた立役者で日本でも名前が知られるようになりました。本書は「問題に直面したときにどのように対処するか」について15のキーワードと具体的な事例で解説しています。
彼女の国政のキーワードは「持続可能」ということですが、私も「持続可能な学習」は1つのキーワードだと思っています。1名の生徒が「(ある塾から)毎日塾に来るように言われます。」と相談され「先生ならどうしますか?」という質問をしてくれました。「(教える側であれば)毎日塾に来るようにということは言わない」と伝え、学ぶ側であれば「自分で判断する」と伝えました。
私は若いころは極端に走ってしまう傾向があったのですが、最近では論語の『中庸』という考え方を好んでいます。大谷翔平選手は『中和』という言葉を好んでいるという話を聞いたことがあります。この「中」の感覚と「持続可能」という言葉は、なんとなくですが似ていると感じました。
もちろん私のような凡人がオードリー・タン氏や大谷翔平選手と同じ視点で物事を語れるはずもありませんが、IQ180の大臣にせよ大リーグで二刀流で活躍する選手にせよ「中」の感覚を大切にしていると知ることは物事をうまく続けるきっかけになるかもしれません。