読書チャレンジ36冊目、『博士の愛した数式』を読了しました。
事故で脳に損傷を負い80分しか記憶が続かない数学博士、新しくやってきた家政婦、その息子。3名の交流を通した心温まるヒューマンストーリーです。物語に大きな波乱やどんでん返しがあるというわけではないのですが、ゆっくりと物語が進行するので穏やかな気持ちで読み進めることができます。
コミュニケーションが得意でない博士が友愛数や完全数など数学の知識を通して相手への親しみを伝える姿は、私も人とのコミュニケーションはそこまで得意ではないので共感できるところがありました。