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【読書】学問のすすめ

読書チャレンジ67冊目、『学問のすすめ 独立するということ』を読了しました。

 

 

「今こそ名著シリーズ」が続きます。全巻揃えました。

 

初めて『学問のすすめ』を読んだのですが、今の時代であれば炎上するようなフレーズ(「無能」「虫けら」など)が頻出していることに驚かされました。訳し方の問題かもしれませんが、例えば「学生であれば勉強を頑張るのは当然で、衣食住に満足し、社会のために尽くそうとしないもの(学生)は虫けら以下」、まあそのような感じです。

 

『学問のすすめ』を読んだのは日曜日なので意図したわけではなかったのですが、偶然、土曜日の授業で同じようなことを私も生徒に話しました。「勉強を頑張ることや勉強を頑張って良い成績をとることは至って簡単。その先は、他人を成長させ自分も成長させること、人の役に立つこと。そうすればさらに高みへ行ける。」と話し、学生ができる具体的な方法として「周りの生徒を助けて周りの生徒の学力を上げれば、おのずと自分の学力も上がる」と話したのですが生徒の顔は引きつっていました。「まわりを上げて自分も上げる」これも『学問のすすめ』に書かれていました。

 

学問は私を大きく成長させてくれ、だからこそこの仕事をしているのかもしれません。私はイギリスの大学院留学前にフィリピンに留学しました。そこは生徒数が100名~150名程度の小中規模の学校で留学中に2回校内一斉試験を受け2回とも1位でした。1日15,6時間程は勉強していたので勉強すれば良い成績が取れるということはそこで体験し、イギリスの大学院留学ではフィリピン留学での失敗(勉強に一生懸命になりすぎた)を反省し、「まわりを上げて自分も上げる」それを考え、日々過ごしていました。

 

それを忘れないように壁に貼っていました。

 

大学院でも365日あれば350日は図書館の決まった場所で勉強していたので、多くのクラスメートが質問しにきてくれ、お礼として机には常にお菓子が置かれていました。パソコンにはpeterというファイルが残っているのですが、「この課題がfailなら中国に帰らなければならない。母親に合わせる顔がない」と泣きつかれ、課題として出されていた英語学習用のウェブサイトを1晩かけて作ったこともありました。

 

図書館のあの席に行けばKyoがいる、Kyoに聞けばなんとかなる」と頼ってくれたこともうれしかったですし、クラスメートが良い成績を取ったのは自分が良い成績を取る以上に嬉しかったです。クラスメートが良い成績を取るにつれ自分の成績も上がったのですが、この感覚が生徒に伝わらないのは悔しいです。

 

風邪をひいたクラスメートがいれば簡単な料理を作ってもっていったこともあれば、1年間最も綺麗な大学寮を持続させるという目標で毎日、流しやトイレ、バスを洗い1年間継続させました。早朝には週3回ジムでトレーニングをしていたので非常に健康的な生活でした。授業の予習は数日前に終わらせていましたし、定期テスト(論文)も提出期限の2週間前には提出を終えていました。時間の余裕を生みだすことは自分の学力を上げるためではなく、不足の事態に備え、そして人の役に立つため、そのように感じていました。

 

学問が進むと他のことも進むのではないかと感じますし、他のことが進まないのであれば見かけの点数があがっただけで結局は学問も進んでいないのではないかとも思います。

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