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【読書】北条氏康 大願成就篇

読書チャレンジ76冊目、『北条氏康 大願成就篇』を読了しました。

 

 

前回の『二世継承篇』では2,000字を超えるレビューとなりました。原稿用紙5枚分、夏休みの読書感想文レベルでしたね(苦笑)

 

勉強も剣術も嫌い、人形遊びやすごろくを好み、大砲の音にびっくりし泣きながら部屋に逃げ籠る「弱虫」のイメージが強い北条氏康の幼少期ですが、初陣を勝利で飾りそこから大きく飛躍することになります。一方で、『偉大な祖父「北条早雲」、父「北条氏綱」を自分は超えることができるのか、領土や民を守ることはできるのだろうか』その重圧を抱えながら青年期を過ごしました。

 

父北条氏綱は朝廷から「北条性」を賜り、着実に領土を広げ、また、戦で消失した鶴岡八幡宮の修築を行いながら(それを名目として)関東の諸豪族を臣従させ、戦と外交のバランスを取りながら北条家を発展させます。しかしその無理が祟り55歳という若さでこの世を去り、氏康が家督を継承することとなりました。

 

氏綱は死を前にして、氏康に5か条からなる遺訓を残しました。

  • 義を重んじること
  • 人には捨てるような者はいないので、家臣・領民を慈しむこと
  • 驕らず、へつらわず、己の分限を守ること
  • 倹約を重んじること
  • 勝ちが続くと驕りが生じるので注意すること

 

後継者として氏康を育て、笑顔も見せなかったと言われていますが死を前にして「お前は(氏康)は私を超える武将になる」という言葉も遺したようです。『大願成就篇』は氏康の家督継承までが描かれています。

 

次巻はまだ発売されていませんがあの有名な『河越夜戦』になると思います。義弟の守る城が80,000という大群で包囲され、自ら8,000の軍勢を率いて救出に向かいます。敵の大群を見て恐れる兵士に、「勝利を確信し堕落しきった80,000の兵など恐れるに足らず。我が背のみを見て前進せよ」と言って重臣に指揮を任せ、自ら敵陣に切り込み、8,000の兵で10倍の80,000の大群を打ち破るという戦いです。次巻が楽しみです。

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