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【読書】小説 上杉鷹山(上)

読書チャレンジ77冊目、『小説 上杉鷹山(上)』を読了しました。

 

 

ケネディ元米大統領が就任時、日本人の記者から「最も尊敬している日本の政治家は誰か?」と問われ、ケネディ大統領は「Yozan Uesugi」と返答しました。残念なことに、その場に居合わせたほとんどの日本人記者が「上杉鷹山」を知らなかったようです。また、ケネディ大統領の娘、キャロライン・ケネディ氏も訪日の際、上杉鷹山が藩主として治めていた地、米沢市を訪れ、『為(な)せば成る』という鷹山の名言でスピーチを締めくくったそうです。

 

私も「日本史の教科書で出てきた」「米沢藩の財政を立て直した」その程度の知識しかなかったのですが、日本の古典書を読んでいると「上杉鷹山」の名前を度々目にしたことがこの本を読んだきっかけです。

 

当時、米沢藩は約20万両(現在で約200億円)の借金を抱えていましたが、他藩から養子として鷹山を迎え、鷹山は17歳の若さで藩主となりました。古いしきたりを重んじ華美な生活を送る武士、重い年貢に苦しみ生きる目的を見いだせない農民。鷹山は「米沢の民の生活を第一に」という目標を掲げ改革に着手しますが、古いしきたりを重んじる重臣にとっては鷹山は養子として米沢に来たよそ者で、鷹山と少数の改革派、重臣と重臣の顔色をうかがうその他多数という対立構造のような形となります。

 

鷹山はどのような屈辱的な仕打ちや言動に対しても怒りの気持ちを顔には出さずに「なぜ改革が重要か」それを家臣に説き続け、身分の低い武士から少しずつ改革の火が広がり始めます。しかし、7名の重臣がクーデターを企て鷹山を追放しようとします。そのクーデターに鷹山がどのように対処したか、そこまでが上巻で描かれています。

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