今週、何名かの生徒がZ会のAdvanced模試の結果を持ってきてくれました。1名の中3生の生徒が、中1、中2のときと比べ80位校内での順位を上げていました。中2の冬に入塾してくれた生徒ですので中3の冬に受けた模試は1年間の学習の成果が出たのだと思います。
もともと下位層の生徒が中位層に食い込んできたという状況ですので、点数や偏差値だけを見ると評価がされにくいと思いますが、1年間の学習、努力、この結果を合わせると英検1級合格に等しいと感じています。特に全教科で下位層にいる状況で、そこから1教科でも抜きんでるというのは本当に努力が必要ですので、大きな一歩となりましたね。
下位層の生徒はそもそも勉強していない生徒が多い一方で中位層から上位層は勉強している生徒が多く、ここからさらに上を目指すのは難しいです。ただ、中学生から高校生に上がる中でさぼる生徒やつまずく生徒は一定数いますので、継続すればさらに上の所へ行くこともできると思います。
以前、その生徒を含む何名かの生徒に「勉強は車の運転と似ている」と話をしました。「法定速度を超えて運転したり、右車線に入って無理な追い越しをしても目的地に着く時間は実はそこまで変わらない。事故をおこせば結局は時間がかかるだけですので、今の自分のペースで丁寧に学習してください」そのように伝えました。
高校生になっても、今の学習を変わりなく継続できると良いですね。