先々週、先週の2週間で『レミゼラブル』上下巻を読了しました。春講でタイトなスケジュールでしたが、寝る前に1時間~1時間半読書の時間をとるようにしました。
20代前半でレミゼラブルの映画を観たときはあまり感情移入することができずに「泣けた」とコメントしている方の気持ちがわかりませんでしたが、30代になって改めてこの作品に触れると序章の主人公と司教との場面で泣き、最終章のマリウスとコゼットに看取られ主人公が亡くなる場面でさらに泣きました。
誰もが人生で失敗したり、人に言えないような過去があったり、そのせいで誰かに迷惑をかけてしまったり、誰かを不幸せにしてしまったり、誰かの期待を裏切ってしまったり… そのような経験があると思います。そのような過去を抱えながら今身の回りにいる誰かを幸せにしたいという気持ちで努力していますが、ただその中には弱さや葛藤があったり空回ってしまったりと… 30代の今だから共感できる部分が多くありました。
レミゼラブルの舞台となっているのはフランスですが、20代後半で一度フランスを訪れたことがありました(ウェブ上の写真もフランスで撮影しました)
3か月程1人でヨーロッパ1周の旅をしていて陸路でドイツのフランクフルトからパリまで向かう予定でした。
チケットに記載された場所周辺でバスを探し回ったのですが見つけることができずにバスに乗り損ね1日到着が遅れたということもありました。海外ではバスや電車が来なかったり大幅に遅れたりするのはよくあることですので「まあ、仕方ないか」と切り替えて別のバスを使いました。
当時はISのテロ、エボラ出血熱、移民問題で西ヨーロッパの治安が荒れていたので、東ヨーロッパを中心に旅をしました。パリにも1日半程しか滞在できなかったのでフランスパンが硬かったということと、カレー海峡の難民キャンプのイメージしか残っていません。
ここから数冊は東ヨーロッパを題材とした本を読みますが、当時の旅の様子も振り返りながら記事を書いてみたいと思います。