今回も「動物」のトピックに関連し、「絶滅危惧種と保護」について学習したいと思います。
トピックとしては非常に易しめで、”Is enough being done to protect endangered species?(絶滅危惧種を保護するために十分になされているか)”のような形で出題されることが多いと思います。YesでもNoでもどちらでも複数のアイディアが出てくると思いますので、今回はこのトピックで役立つ表現や文法を視聴した30本程のニュース動画の中から厳選し紹介したいと思います。
extinct
About 2,000 species go extinct every year.
(約2,000種が毎年絶滅している。)
昨日の授業で文型の学習をしていたのですが、2文型を取れる動詞を答えてくださいと生徒に尋ねたところ”go”と答えました。生徒は当てずっぽで答えたと思いますが、goも2文型で使うことができます。"go bad(悪くなる)", "go extinct(絶滅する)", "go bankrupt(破産する)"のように基本的にはネガティブな形容詞が続きます。また、goの他にも"become extinct"ということもできます。
extinction
Scientists estimate 1 million species are facing extinction.
(科学者は100万種が絶滅に直面していると見積もっている。)
extinctionを含む表現
- face extinction(絶滅に直面する)
- on the verge of extinction(絶滅に瀕する)
- on the blink of extinction(絶滅に瀕する)
- at risk of extinction(絶滅の危険がある)
- in danger of extinction(絶滅の危険がある)
- the threat of extinction(絶滅の脅威)
What is a major cause of animal extinction?
(動物が絶滅する主な原因は何か?)
動物が絶滅する2つの主な原因は「生息地を失うこと」と「乱獲」です。英語では”Two major causes of animal extinction are habitat loss and overhunting.”と表すことができます。その具体例となるのが、”deforestation(森林破壊)”や”poaching (密猟)”などの”human activities(人間活動)”によるものです。
could
More than one third of animals and plants in the U.S. could go extinct.
(アメリカの1/3以上の動植物が絶滅するだろう。)
絶滅危惧種に関する動画を視聴していると決まって出てくるのが助動詞の"could"です。この文脈では"will"や"may", "might"でも似た意味を表すことができますが、ニュースを視聴している際に最も多く使われていると感じたのが"could"でした。couldはcanの過去形なのにどうして未来の文で使われているのかと思われるでしょうがGrammar in Useという文法教材では”We also use could( not can ) to say that something is possible now or in the future.(私たちは今や将来に起きる可能性のあることを言うときcanではなくcouldを用いる)”と解説されていました。
devastating
Climate change is having a devastating effect on wildlife.
(気候変動は野生生物に破壊的な影響を与えている。)
最後に紹介するのが絶滅危惧種に関するトピックでよく使われる形容詞です。頻繁に用いられるのが"devastating(破壊的な)"で、他には"catastrophic(破滅的な)"、"dire(悲惨な)"、"disastrous(悲惨な)"などのネガティブなものが多いです。