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【5月11日】日出ずる国

今『アマテラスの暗号』という本を読んでいます。

 

 

「ダ・ヴィンチ・コードを凌ぐ」というキャッチコピーが仰々しいです。ダ・ヴィンチ・コードはご存知の方も多いと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『最後の晩餐』のキリストとヨハネの空白の部分から、キリストの禁断のタブーを暴くという内容です。内容が内容なだけに当時は大きな議論を呼びました。

 

ダ・ヴィンチ・コードのシリーズは『天使と悪魔』『インフェルノ』と続き、一貫したテーマが宗教と科学の対立です。英検1級の面接試験では宗教関連の出題も多く、英検1級を目指す方であればこの3作は視聴し宗教と科学について考えるきっかけとしても良いかもしれません。

 

科学と宗教の対立に関して有名な科学者はガリレオで、宗教裁判にかけられ"And yet, it moves.(それでも地球は動いている)"という言葉を残したのは有名なお話です。生物学者ですがダーウィンの進化論もキリスト教の観点から受け入れられるまで非常に長い年月を要しました。アインシュタインの時代にはある程度科学が発達し、むしろ科学に盲目になり科学がすべてを解決するとも言われた時代でしたが、アインシュタインは「宗教無き科学は欠陥であり、科学無き宗教は盲目である」という言葉をのこし、宗教と科学両方の重要性を述べています。

 

『アマテラスの暗号』の舞台は日本で、神道とユダヤ教の共通点から日本の皇室のタブーを解き明かすという内容で、内容としてはダ・ヴィンチ・コードと似ています。

 

ダ・ヴィンチ・コードもアマテラスの暗号も史実かどうかはわかりませんが、当時のヨーロッパの人々が抱いた『日出ずる国』への憧れはなんとなく理解できるかなという気がします。

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