昨日の授業では高3の生徒に対して、文法の解説を行いました。英語の授業で文法の解説をするのは当然のように思いますが、あまり文法の解説を行わないので珍しい授業だったかもしれません。また昨日は、他にも高3生が何名かいたのですが受験のことや教材のことをいろいろ質問してくれました。
that節内のshould
学校では丁寧に学習を行わない文法項目の1つですが、英文を書くときに必要な知識で、難関大学の文法問題でも出題されやすい項目ですので丁寧に解説を行いました。
「It is important that ~.の~の部分にshouldを入れた文を作ってください」と伝えると生徒は"It is important that I should clean my room.(部屋を掃除することは重要だ。)"という文を書いていました。「部屋を掃除してますか?」と尋ねると「いや、めっちゃ散らかってます。」と答えたので、「だからこの文が仮定法になるんですよ。」と解説すると、椅子から浮き上がるように「そういうことですか!」とリアクションしてくれたので、説明した甲斐がありました。
関係詞の非制限用法
関係詞の非制限用法も生徒が苦手にしている文法項目の1つですが、英文を書く際に非常に重要な知識です。非制限用法も学校で十分に学習しない文法項目で、生徒に「非制限用法とは何ですか?」と尋ねても「2人息子がいて〇〇▲▲◇」のような説明をしてくれます。間違ってはいないのですが、その説明だけでは非制限用法の理解のほんの一部にすぎません。まず、非制限用法は英語の文法書では"extra information clause(追加情報節)"と定義されているということを説明し、それを第一義として他にも複数の用法がある、という解説を行いました。
その他にも
- 補語になる関係詞
- 関係形容詞(what / 前置詞+which+名詞)
- 時間を表すinのニュアンス、そこから次の2つにどのような違いがあるか(in the past few weeks / over the past few weeks)
- 疑似関係代名詞(as, but, than)
非常に多くの内容を学習しました。教えた内容を自分の紙にまとめ直していて、授業が終わり帰る前にもう一度文法の確認を行うとしっかり覚えられていたので「よくできました」と伝えました。
2次試験で何割とれば良いか
先週末に2次試験の模試を行ったことを受け何名かの生徒が2次試験で何割とれば良いかと尋ねてくれました。実はこの質問に対する確実な答えはなく、「2次試験の3科目4科目の中で英語をどのような位置づけにしたいと思っているかで変わってくる。」というのが私の回答でした。「出来れば得点の取れる教科に…」と話し始めたので「出来れば…などの弱腰ではダメです。得意教科にするなら本気で勉強して8割超えを目指しましょう。」と伝えました。そして参考になるのが過去の生徒の得点で、そのことに関しても質問を受けたのですが、GRITの過去の先輩の得点を聞いて頭を抱えていました。他にもいろいろと話をしたのですが「そういう先輩たちと同じ土俵に立って闘うんですよ。まだまだやらないといけないことは多い。夏が勝負です。」と伝えました。