今日の授業では高3生の生徒に対して自身が持つ学習観について話をしました。
この価値観こそが私が生徒から不人気な理由の1つかもしれませんが、『「勉強が嫌だ」「勉強がしんどい」と感じたことがあまりない』ということです。「勉強が好きか」「四六時中勉強をしていたか」と言われると?で、結果が出なかったときに「悔しい」と感じたこと、大学受験で結果を出すことができないかもしれないという「焦り」や「プレッシャー」を感じたことがあったのは事実ですが、だからといって勉強自体に嫌悪感があったかと言われるとそれも違うかなと思います。
特に英語に出会ってからは、英語が自分を様々な人に引き合わせてくれ、様々な場所に導いてくれ、学びを通して様々な知識や経験を与えてくれ、現在進行形で与えて続けてくれています。もっと早く英語に出会っていれば人生は違うものになっていたかもしれませんが、中途半端に遅い22歳で英語に出会ったからこそ今の自分があり、素晴らしい生徒に囲まれ、華やかではありませんが充実した人生を送れているのかとも思います。普段から生徒に話している内容ですが「GRITを始めてから仕事を休みたいと感じた日は一度もない」「今の自分は10年後の自分。人はそうは変わらない。今が眠いなら10年後も眠いと言いながら仕事をしている。今逃げているなら10年後の自分も逃げている。」「今、誰かにやらされていると感じながら嫌々勉強をしているなら、将来誰かにやらされていると感じながら嫌々仕事をしている。」と、勉強と仕事の関係についても話すことがあります。
そしてこれも今日話した内容ですが、「結果が出ない時、物事がうまく進まないときの方が大人になってよく覚えている。テストで100点をとったこともオール5だったことも人から褒められたことも大人になれば忘れるが、うまくいかなかったとき、時に誰かに厳しいことを言われ、それを克服できたことは生涯忘れることができない。出来ないことが出来るようになる、不安が自信に変わる、大学受験の学習を通してこの最高のプロセスを楽しもう。」
ほぼそのままですがこのように話をしました。もちろん10人いれば10人違った考えや哲学があって当然ですが「勉強=しんどい」「仕事=しんどい」と頭から決めつけずに、勉強がどうすればワクワクするものになるか、どうすれば学びを通して自身の高校生活を色鮮やかなものにさせられるか、一度考えてみても良いかもしれません。