今日は日曜日ですが、10名以上の生徒が塾に来て各々の課題に取り組みました。授業の補習の生徒もいれば、再テストに加え自習を行っていた生徒、自習のみの生徒もいました。
1名の生徒が昼過ぎに「22時まで勉強しても良いですか?」と伝えてくれましたが「無理をしてはいけないですよ」と返答しました。自習の取り組みでプレッシャーを感じているのかもしれないですが、例えば高1生であれば休日3時間、平日2時間程度で十分で無理なく達成可能な数字だと思います。週5時間は小さな変化ですが継続しそれを積み重ねると半年後、1年後に大きな力がついていると感じています。そして学年が上がるにつれ少しずつその数字も増えるべきだとも思います。もちろん一生懸命頑張るのは良いことで頑張ろうとする姿を見て嬉しく感じました。
別の生徒では高1の男子生徒が数名「学校の補習が…」と話していて、私に怒られると感じたのか友達同士で「お前も補習やろ」「お前も補習やろ」と言い合っている生徒がいました。そのことで叱ったりするはずもないですが「これから補習にかからないように皆で少しずつ頑張りましょう。」と声かけもしました。私から見ると、宿題をしていなかった生徒に非があるとはいえ学校の補習をさぼらずに、塾にも来てしっかり学習に取り組んでいる様子を見ると「根が良い子たちなんだろうな」と思いながら接しています。
この取り組みを始めてから私の学習に関心を向けてくれる生徒が増え、先週も何名かの生徒が学習に関していろいろと質問してくれました。だいたいこの手の話をしてくれるのは男子生徒で、そのとき話していたのが上級生の生徒でしたので遠慮せずに「1日5時間の勉強なんてウォーミングアップみたいなものですよ。」と話すと少しひいた顔をしていました。言い忘れましたが試験前や高3のような受験期であれば「休日は10時間の学習はウォーミングアップ」です。受験前や試験前は結局は学習量です。一方で試験まで日が空いていたり受験期以外では、自分のできる範囲内で適切な量の学習の習慣づけが重要だと感じています。
また、「目標時間はありますか?」と質問され、「特にないですが、毎週ペースを乱さずに取り組むことです(結果週30~35時間程の学習量になります。)」と話し、「(基礎)学力は結局のところ『習慣』だと思います。」と話すと、納得した表情でうなずいている生徒が何名かいて、学習の習慣づけの重要性は皆感じているのだと思いました。