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【9月13日】大阪公立大学と大阪大学

今日の高3生の授業では筑波大学の過去問を用いて読解と英作文の学習を行いました。1題目の長文が非常に難しかったですね。

 

昨日、2名の生徒が「2次試験の長文の学習が楽しい」と話してくれていて、このレベルの読解を楽しいと感じることが出来るということは、2年間GRITで学んだことが実を結んでいるのかなと感じ「そう言ってくれて私は嬉しいです」と直接両名に伝えました。後は英作文の学習です。

 

今日の授業では高2の1名の生徒の英作文の学習で、英作文の学習のゴールの一例を示すために大阪公立大学の過去問(2022年度)の英作文を見せました。

 

高い知性を持っているチンパンジーやボノボでもことばだけは歯が立ちません。ことばという思考を支え、伝達の手段ともなりうる手段を手に入れ、他の生物をはるかに凌駕する文化を構築し、さらには文字という記録手段によって文化の伝播も可能にしました。

 

日本語でも意味がわからないとその生徒が話していました。

 

過去に一度だけ生徒の前で和文英訳の英作文を書いたことがありました。実際に先生がこのレベルの英作文を書けるかどうかというとYesでもありNoでもあると思います。特に単語や表現をそこまで意識しないのでいいのであればなんとなく書くことができますが、和文英訳の目標は模範解答に近い単語、表現、文法を含んだ英文を書くことです。模範解答通りの英文を書くことは極めて難しい(か、ほぼ不可能)と生徒は考えています。

 

「決して不可能ではない」ということを示すために、2年前に私は生徒に「極力、模範解答に近い英文を書く。」と伝え、初見で大阪大学外国語学部(2013年度)の英作文を書きました。(当時、阪大の外国語学部を受験する生徒がいて、受験の1~2週間程前の出来事でした。)

 

この英作文だったと思います。

 

それではその傷はどのようにして癒されるのか。心の傷の癒し方は古来からもっぱら宗教の仕事とされてきた。いろいろな宗教がそれぞれの教義や方法によって、人間の心の癒しを行ってきた。しかし、近代になって人々が宗教を信じがたくなると同時に、心理療法という方法によって、心の癒しができると考え、しかもそれは「科学的」な方法でなされうると主張する人たちが現れた。そのような「科学」を絶対に信じる人には、それは時に有効かもしれないが、そうでない人には、人間の心が科学的方法で癒されたりするものではないことは、少し考えるとわかることである。

 

8~9割程度は模範解答と同じような単語や表現が使われていて、その時だけは「すげぇ」と何名かの生徒に言われました。書き始める前に数回深呼吸して1分~2分程目を閉じて情景やこの英作文の出題の意図を考え、3回程書き直し15分程時間をかけ、かなり神経を使って書いたので、そう頻繁にはやらないと思います。伝わりにくいと思いますが、受験まで残り数週間とほぼ教えられることが少なくなってきた中で、最後にできる自分なりの生徒への敬意の示し方でした。

 

一見難しそうに見えますが、分解してみると英作文の力は基本単語、基本文法の組み立て、それに加えて背景を読み取る力です。今、高2生は英作文の基本を学習していると思いますが、基本の学習を大切にしてください。

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