昨日は授業の始まる10分程前に、1名の生徒と外国人の先生が軽食を取りながら話をしていました。私が教室に入ると2名ともばつの悪そうな顔をしていましたが、授業前ですので全く問題ありませんし、私はコアラのマーチを食べながら生徒と話をするようなことはしない(そもそも授業前にスナックを食べませんしコアラのマーチ自体普段食べないので)その先生に対して「助かるなあ」という気持ちと、生徒に対しては「中学生らしいなあ」と感じながら様子を見ていました。
will have to とhave to
今週の高3生の授業ではwill have toとhave toについて話をしました。例えばこの2文どちらが正しいかという話で、両方とも正解です。
- ①I have to get up at 6 tomorrow.
- ②I will have to get up at 6 tomorrow.
ただあまり②の文は使わないかなと感じます。なぜtomorrowが入っているにも関わらず①の文を用いることができるかという話をしましたが、have toが不定詞の一種で不定詞には未来のニュアンスが含まれているのでわざわざwillをつけなくても未来のニュアンスが含まれるということです。
breakfastとa ~ breakfast
まず"breakfast"は"fast(断食)"を"break(破る)"から"breakfast(朝食)"という意味になります。基本的には"I have bread for breakfast.(私は朝食にパンを食べます。)"のように不可算名詞として使うことが多いです。この「不可算名詞」が英語学習者を悩ませる項目の1つですが、不可算名詞には様々な解釈の方法があります。そのうちの1つが共通してイメージできるかどうかで判断し、イメージできるものを「可算名詞=可像名詞」、イメージできないものを「不可算名詞=不可像名詞」と解説している教材もあります。
朝食はイメージできるようで実は日本の朝食、アメリカの朝食、タンザニアの朝食、フィリピンの朝食、「朝食」という概念は存在しますが共通してイメージできるものではないので「不可像名詞=不可算名詞」となります。
一方で、「少なめの朝食」や「伝統的な日本の朝食」は、ある程度イメージできるので不可算名詞が可算名詞になり"a light breakfast(軽めの朝食)"、"a traditional Japanese breakfast(日本の伝統的な朝食)"のように不可算名詞が可算名詞化するという話もしました。不可算名詞の前に形容詞が入る場合、可算名詞化されることがある(必ずしもそうではない)という認識で大丈夫だと思います。
"a traditional Japanese breakfast"と検索してみるとトップページにいくつか"a traditional Japanese breakfast"が掲載されたウェブサイトがあるのがわかります。
またtraditionalとJapaneseのどちらを先に使うかというのも英作文では重要で、最近学習した生徒もいますが「主観的な形容詞が先」で「客観的な形容詞が後」です。この場合はtraditionalが主観的でJapaneseが客観的になるので、"a traditional Japanese breakfast"が正しい語順になります。ただ、様々な教材を見ているとJapaneseが先に来ているものもたまに見ますし、特にスピーキングではそこまで気にしなくてもいいのかなとは思います。
doze
中2の生徒が私の使っている単語帳を見て、「1ページに1語知ってる単語があるかどうか」と話していましたが、「すごい!」と感じました。例えばdoze(居眠り)という単語を知っていたのですが、確かにわかりやすい単語で「zが含まれる単語は『眠る』を意味する単語が多いね」という話をしました。
dozeのほかにも例えばsnoozeも居眠りという意味でzが含まれますし、なんなら居眠りしていることをZzzという形で表現することもできます。たまに過去にインターナショナルスクールに通っていたり帰国子女の生徒が来てくれることがあるのですが、その辺の感覚が鋭いなあと感じます。
今日は
- have toとwill have to
- breakfastの語源
- 不可算名詞の可算名詞化
- 形容詞の語順
- zと居眠りの関係
いろいろと話しましたが、この学習がGRITで行っている英作文の学習です。これも直近2~3日の学習で、本当にこのような知識の積み重ねです。最初から準備しているわけではなく、その時ぱっとでてきた質問に対応するということなのでたまに私も間違ってしまったり、勘が外れたり、知らないこともあるのですが、それは私の宿題になったり調べながらその都度修正し学習しています。