IAE 英語塾GRIT

英検準1級・1級合格、難関大合格、語学留学、海外大学院進学を目指す和歌山市の英語塾・英会話教室

目標設定と達成のしかた

先週の授業で1名の生徒から「目標設定」について質問を受けました。最近のブログ記事を読んでくれていたのかもしれませんが、珍しい質問です。話し始めると長くなってしまうので簡潔に話をした程度でしたが、目標設定や目標達成について考えてみたいと思います。

 

意志と直感

 

何か目標を達成するために最も重要なものは自分はこれを達成させたいという「意志」です。英語であってもそうでなくても構わないのですが、努力を積み重ね得た結果は自信にもなりますし、就職面接や、仕事をしていく上でも役に立つので何か本気で頑張ってほしいと思っていますし、そうすべきだとも思っています。私は英検準1級へのこだわりが強いですが、高校在学中に何か努力して達成してほしい、それが明らかに大学受験と将来に直結するのが英検準1級という信念を持っているからです。

 

そして意志と同じ程重要なものが「直感」で、「直感を大事に」という言葉を私が使っている様子を見ている生徒も多いと思います。ジュールベルヌの『人間が想像できることは、人間が必ず実現できる』という言葉は中高生の生徒には少し重すぎるかもしれませんが、多くの人々がその言葉によってモチベイトされ、私自身もその言葉に影響を受けた一人です。

 

まずは自分が何を達成させたいかを明確にし、自分が成功しているイメージを描くことができるか、考え、想像してみてください。

 

接近型か回避型か

 

目標設定といっても実際は非常に奥深く、まず自分が「接近型」か「回避型」かを知る必要があります。「接近型」は例えば英検1級という目標があった場合その目標への距離を縮めることを目標達成のモチベーションにする人のことを指します。一方で「回避型」は例えば単語のテストに合格という目標があった場合、反目標(不合格の場合の再テスト)から遠ざかることを目標達成のモチベーションにする人のことを意味します。

 

「接近型」のタイプの生徒に「回避型」を要求しても、一方で「回避型」のタイプの生徒に「接近型」を要求してもストレスが溜まったりモチベーションが下がるかもしれないのでそこに関しては強制せずに自分の型にあった方法で目標を目指すのが理想です。ただ、一般的には「接近型」のタイプの方が大きい目標を達成しやすい傾向があるので、より大きな目標を達成したい場合は「接近型」に自分を近づけられるようにした方が良いかもしれません。

 

目標の大・中・小

 

定期テストで〇点」「英検〇級合格」「〇〇大学に合格」、生徒が持つ目標例でもちろん立派な目標ですが、実際のところ英検1級合格であったとしても人生の小目標の1つに過ぎません

 

例えば将来CAを目指す生徒の場合、最も大きな目標は(人によりそれぞれですが)「お客様に安全で快適な空の旅を提供すること」になる方が多いと思います。そしてそれを達成するための中目標が「CAになること」、そしてCAになるために「〇〇大学の外国語学部や〇〇大学の国際コミュニケーション学部に進学すること」となると思います。そして、その大学に合格するために「定期テストで〇〇点」「英検で〇級合格」「模試でA判定」、そういったさらに小さい目標を持つこととなりさらに「ウィークリーテストで合格」、さらに細かくは(英語に関しては)「単語や文法の理解」「宿題で解く1問1問の問題」となります。

 

したがって一番大きな目標が明確であればあるほど、その下位目標の達成の確率も上がると言われています。「定期テストの勉強を頑張りなさい」という言葉がけが今一つ生徒にとってピンとこないのは定期テストの学習が何につながるか見えていないから、場合によっては「定期テストの勉強を頑張りなさい」というよりも「ワクワクする未来を創ろう」という言葉がけの方が子どもの心に響くかもしれません。

 

そして定期テストの勉強を頑張ってもなかなか結果が伴っていないと感じている生徒は自分の中目標、大目標は何か考えてみてください。早い生徒は中学生、高校生でそれを明確にしている生徒もいますのでそういった生徒にはどう抗っても勝てることはありません。もちろん定期テストの勉強を頑張ることは重要ですが、英検、模試、大学入試、その後の人生も踏まえた中長期の計画を立て日々の学習をその計画に落とし込んでみてください。

 

具体的な計画

 

ここからは少しプラクティカルな話になります。

 

例えばベンチプレス100kgを目指すとした場合、今の自分の立ち位置と過去にそれを達成した方がどれくらいの期間かかっているかを知る必要があります。(日本人男性の平均が40kg、そこから1-2年で100kg達成されている方が多いようですが実際は2か月で約50%が脱落し1年で約96%が脱落するようです。「オンライン英会話」の継続率も1年継続率は6%程度のようです。何事もそうですが続けるのは難しいですね。)話を戻しますが、40キロの初心者が60kgをあげるのに4-8か月、80kgをあげるのに8か月-1年、1-2年の間に100kgを達成するというのが一般の達成期間のようですのでそれが一つの指標になります。

 

英語学習に関しては、私はプロですので生徒一人ひとりの学習状況、性格からどれくらいの学習をすればいつまでにどれくらいの力がつくか、ということはほとんどわかった上で指導しています。(実際には、生徒の英語力を測るとき「定期テストの点数」や「英検の級」で判断することはなく「生徒の書く英文の質、その正しさと間違いの種類」によって英語力を判断しています。)

 

また、「生徒がイメージする学習量」と「実際に英語力が上がる学習量」は異なっている場合が多く、自分で学習すると特定の技能(生徒によっては読むや書く、生徒によっては聞くや話す)に偏りがちになるので、適切なアドバイスを与えられながら学習することが望ましいです。GRITでは週2-3時間の英会話に加え、文法・英作文・単語に関しては学習に偏りが生じないように計画立て、各技能で必ず小テストを行い、段階的に難度が上がる学習を行っています。そして季節講習では英検の学習をベースに、自分がどのレベルの何の学習を行っているか理解させながら学習を行っています。

 

そしてGRITの課題で最も大変な学習がPrismという教材を使った学習で、英語力だけでなく精神面や体力面で準備ができた生徒からPrismを用いて英検準1級や1級に向けた学習を行っています。

 

塾で成績を上げられるのは2-3割の生徒というデータもあるようですがGRITでは少なく見積もっても90%、95%程度の生徒の英語力が上がっていると思います。

個別指導塾に通って成績が上がる割合って?(個別指導塾に通わせても成績は上がらない) - 江南の塾【ネクサス】勉強のやり方専門塾:小中高生対象の個別+思考型指導のハイブリッド進学塾 (goo.ne.jp)

 

教え方や使う教材だけではなく何百何千通りのシミュレーションからたどり着いた学習の道筋が、その結果につながっているところは大きいと思います。もちろん、生徒の皆さんが学習の意図を理解し継続し前向きに学習してくれていることが前提です。

 

少し話が長くなりましたが、「計画」と「継続」の重要性、そして上の学年になれば「この学習が何を意図し、どう取り組めばよいか」というところまで理解し学習できていると目標達成の確率は上がります。

 

コミットメント

 

目標達成の1つの手法は「コミットメント」です。「自分がいつまでに何を達成させるか」を誰かに伝えることです。例えば私は今ベンチプレスを60kg上げていますが、夏期講習終了の9/8までに70kg上げるとここでコミットメントした場合、達成できる確率はコミットメントしない場合よりも格段に上がるだろうと思います。

 

英語学習でも同じです。「具体的にいつまでに何を達成するか」をコミットメントしてみてください。昨年の高3生は「季節講習の毎授業で共通テストのリスニングを解き、73点以下の場合はもう一度解き直し」とコミットメントして学習に取り組んでくれていました。

 

数値化

 

基本的にはすべての努力に数値がつけられることが理想です。私もこのようなリストをつくって〇kgを〇セットをわかるようにしていて、どこの部位が鍛えられるかをわかるようにしています(初心者なので間違えているかもしれませんが)。

 

努力が数値化されることを嫌がる生徒もいますが、自分の立ち位置を知る客観的な指標になりますので極端な話〇〇分学習して〇〇ページ進み、〇〇問正解で〇〇問不正解、のような数値化は学習でも行うべきです。(GRITの学習では私は全生徒の学習内容、学習進度、正答率はある程度把握しています。)数字はフェアですのでそこから目を背けるべきではありません。

 

英検1級の英単語の学習の際には4冊の単語から3,000語の単語を抽出し日々単語テストを行いエクセルにまとめていましたが、こうすることで自分の成長もわかります。確率的にも「英検1級の大問1(当時25点満点)で合格基準点の18点を切ることはないだろう」と予測して本番に臨むことができました。英検の大問1と英作文(2題)に関しては普段からきちんと数値化して学習に取り組めば、ある程度自分がとる点数は予測することができます。

 

可視化

 

その努力と結果は目に見えることが望ましいです。例えば、自分のフォームを確認するためにたまにトレーニングの様子をビデオで撮っていますが、9/8までに70kgを達成するという目標を掲げるのであればその結果の是非に関わらず、フォームが正しくなっているか、目標が達成できているかと目に見えてわかり相手にも伝えることができるのでビデオを撮りそれを確認し示すことが望ましいです。

 

すぐ消しますがベンチプレスを始めて5日目くらいの動画です。

 

60kgを3回上げています。15年程前に75kgを10回程あげていたので全くの初心者ではないのですが15年ブランクがあるのでほぼ初心者です。9/8に70kg上げられた動画を示すことができると私は目標を達成したということになり、目に見える形で結果を示すことができます。

 

仕事終わりに上げるのが気持ち良いです。(普段、この部屋は授業でほぼ使っていませんし生徒の気が散らないように隅の方にパーテンションで隠しています。)

 

英語学習では例えばトピックに対する英文を書き、それを暗唱し、どのトピックに対してでも答えられるレベルまで暗唱を繰り返し、先生に確認してもらうというのも可視化の方法かもしれません。

 

私も昔200-300のトピックに対して50-120wordsの英文を書き、暗唱し、どのトピックが聞かれても即答できる練習をしていました。

 

例えば、「夏休みの間で熟語・イディオムを学習し1冊のノートにまとめる」そのように可視化することもできるだろうと思います。

 

「目標設定」「目標達成」ともに中学生・高校生の生徒の皆さんが考えている以上に深く、重いと感じると思います。難しい話もいろいろしましたが一言でまとめるなら「アウトプットの質を高める」ということです。最初からすべて完璧にできる必要はありませんので、できるところから始めてみて学年が上がるごとに負荷を強めて、大きな目標を達成できるように一緒に頑張りましょう!

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