今日は夏期講習の最終日でした。生徒の皆さん、お疲れさまでした。保護者の皆さまも連日のご送迎誠にありがとうございました。
生徒心得
今週の授業では中3の1名の生徒が、GRITの教室に掲示している『生徒心得』を読んでそれについて話しかけてくれました。生徒の側から話しかけてくれたのは3,4年振りで(阪大に合格した生徒と話して以来)、今となっては生徒心得というよりも自戒の念も込めて残したままにしているという状況です。生徒が「全部、その通りです」とポジティヴに受け止め、何よりも気に留めてくれたのは嬉しかったです。
私がどう生きてどう学んできたか、そして特にGRITの1,2期生がどう学んできたかが集約されています。
距離感
今日は夏期講習の最終日で授業が終わったのが夜中の11時半頃になってしまったのですが、3時間程動けずにフリーズしていました。
振り返ってみると最初から最後まで厳しかったです。
夏期講習が始まってすぐ1名の生徒が「リスニングをしていると眠たくなってきます。」と笑いながら話しかけてきたので「笑えない」と返答すると教室の中が凍り付いていました。大学生の歳の近い先生であれば共感してくれる先生もいるかもしれませんが私の場合歳も離れてますし、英語に人生をかけ死線も超えてきているので何を思って私にそう話しかけてきたか理解できない所がありました。生徒も「しまった」とバツの悪そうな顔していました。
同じ生徒ですが夏期講習の最終日、再テストが4,5回程続き再テストの不合格のしかたも良くなかったので「私は受験は戦、教室は戦場と思っています。生徒の成績を上げられない場合、万一でも受験で失敗させてしまうようなことがあれば腹を切るつもりでここにいます。今まで生徒の英語力をあげられなかったことがなく、受験で失敗させたこともなく、これからもないですが。今やっていることや言っていることは、戦っている生徒の学習ではない」と厳しい話をしました。このような厳しいやり取りが毎週のように複数の生徒とかわされていたので、傷つけてしまった生徒も多いのではないかとも思います。
厳しい話をすると生徒から信頼を失うのではと思う方もいるでしょうが実際には逆です。感情的になって一線を超えるようなことを言うと信頼を失うかもしれませんが、「生徒の英語力を上げたい。合格させたい。成長してほしい。」それがベースにありどこが問題かを適切に伝えれば耳を傾けてくれる生徒は多いです。むしろ、生徒の学習や生活態度に問題があり何も言わないままでいるとその生徒や周りの生徒、保護者の方からの信頼を失います。
厳しい話をした生徒も多かったですが、生徒の違った良い一面を見ることができたり、価値観を共有できたり、距離が近くなったと感じる生徒もいました。もちろん、私と生徒の距離の近さは英語力が今後あがっていくかそうでないかという距離でもあるように感じています。
私はラインも持っておらず、プライベートの話もあまりしないので世間でよく言われる「先生と生徒の距離」とは違うような気がしますが、何名かの生徒と距離が近くなったと感じた季節講習でした。