面接練習
今日は1名の生徒が大学入試の志望動機を英語で書いていたので、「少し練習しましょうか」と声をかけて内容を確認しました。
まず、生徒がスクリプトを読んで私はスクリプトを見ずに生徒のスピーチを聞き、続けてスクリプトを裏向け生徒はスクリプトを見ずに英文を読み、私もスクリプトを見ずに生徒のスピーチを聞いていました。
2分程のスピーチでしたがところどころ思い出すことができずに私が「この内容だよ。」とキーワードになる単語を教えながら進めたのですが生徒は「なぜ先生はスクリプトを1度も見ずに自分のスピーチの内容を1回聴いただけで細かい単語まで覚えているのだろう」と不思議そうに「すごい。すごい。」と連呼していました。
私が特殊な力を持っているわけではなく、相手に伝えたいという強い気持ちがこもった言葉は耳に残ります。耳に残るというよりは心に残る、その言葉に嘘偽りがなければ一層心に残ります。「その生徒の人柄や誠実さがそうさせたのかな」とも感じました。
推薦の面接対策は基本的には学校の管轄なのでアドバイスをし過ぎたり内容を指摘するのは控え「おそらく推薦入試ではスクリプトを覚えないといけないのでしょう。でも、そのスクリプトを忘れてしまう可能性もある。面接試験は正直に、自分を大きく見せることなく等身大の自分で良いんだよ。」と一言だけ助言しました。
真に優秀な学習者であれば
今日は中3の生徒が「寝るのが毎晩2時頃です。」と話していて、中1の生徒も「寝るのが毎晩1時半頃です。」と話していました。
「学校の宿題がそんなに多いのか?」と尋ねると表情を読み取る限りそうでもなさそうだったので「放課後友達と喋っているのか?」と尋ねるとバツの悪そうな顔をしていました。ずっと喋っているというわけではないのでしょうが、友達と一緒にする勉強は生産性が低いことは想像することができます。また、スマホに関してはなんとかタイムをかけられていて夜間は使えないということでした。
「やってることのレベルが低いのではないか」
というのがすみませんが率直な意見です。中学時代を振り返ると、放課後友達とおしゃべりして帰宅が遅くなったなど0回で、携帯電話は自宅にいるときは(自主的に)親に預けていたので、なんとかタイムをかけられたこともなかっただろうと思います。「スマホは人から制限されるのではなく自主的に預けなよ」とも伝えました。
「テレビ見たりとか息抜きしなかったんですか?」と言われましたが、テレビは見なかったですしゲームに関しても中1の早い段階で自主的にやめていました。「ゲーム機を持って汗を垂らしながら『あちゃー』と言ったりガッツポーズをしている自分を客観的に見るとださくないですか?スポーツをしたりギターを弾いたり勉強できる方が余程かっこいいと思います。」とよく話します。
単純に『息抜き』という言葉を知らなかったようにも思います。『息抜き』という言葉を使ったこともなく、息抜きをしたいという感覚もなかったかもしれません。
「最近の子どもは図書館やカフェで勉強をするので感覚が狂っているのかもしれないけれど、学校が終われば直帰。スマホを触らず家か塾で1人で机に向かって勉強するのが普通だと思うよ。自身の体験では平日は部活(サッカー)をして家に帰って塾へ行って、塾のない日は家か塾で勉強。土日は部活の試合で、土曜日の夜は塾、日曜日の夜は勉強。時間があれば部活(サッカー)の自主錬、走り込み。友達と遊べる日なんて年に2-3回です。それでも『疲れた』と感じたことがほとんどなかったのは睡眠時間を削ったことがなかったからだろうと思います。」
と、そのような話をしました。
また、「GRITで勉強(自習)すると捗る」と話していたので、「学校が終わってGRITにその足で来て4時間程勉強すれば日付が変わる前には寝れるでしょう。まあ、GRITではスマホも触れないし友達が多いわけでもないと思うのでおしゃべりもできず、寝てれば起こされますが。友達とのおしゃべりよりも睡眠時間の方が大事では?」
と伝えると「それはそうですけど、嫌や~」と言っていました。
「今の段階ではGRITの勉強をしっかりやって英語力が上がっていて、GRITの勉強が多いと騒いだり塾を辞めると騒いでいるわけでもないので自分の好きなようにすれば良いですが。」と最後に伝えましたが、さすがに中学生で寝るのが毎晩1時や2時になっているのであれば生活習慣を見直した方が良いのではないかとも思います。