今回は大阪公立大学(2022年度)の和文英訳です。学部によって選択問題になっていて今回は1つ目の大問3を解いてみました。比較的易しい問題でしたので、かかった時間は5,6分でした。
問題
「日本語の文法って難しい」と思っている人が多いのではないでしょうか。小学校や中学校の国語の文法の時間は退屈でしかたがなかったという思い出を持つ人も多いかと思います。よくわからない活用表(conjugation table)を暗記させられ、斉唱した人もいるかもしれません。
実際に書いた英文
Some people might think that Japanese grammar was difficult. Many of them had bitter memories and found Japanese classes extremely boring when they were in elementary and junior high school. They were probably forced to memorize the puzzling conjugation table and to read it aloud together in class.
ポイント
表現
- find 目的語 形容詞 ⇒ 「目的語が形容詞と思う」を使用。「国語の授業を退屈だと思った」"found Japanese classes boring"
- しかたがなかった ⇒「極度に退屈だった」と解釈し"extremely"を選択。また「思い出」に「辛い」とbitterを入れることで退屈のニュアンスをさらに強めた。
- 「させられる」 ⇒ "be made to V"か"be forced to V"。かもしれないというニュアンスを含めるためprobablyを使用。probablyとともに使い易いのがbe probably forced toなので"be forced to"を選択。
- 「よくわからない」 ⇒ 「困惑させる、不可解な」と解釈し"puzzling"を選択。
- 「斉唱する」 ⇒ 「授業で一緒に音読する」と解釈し"read it aloud together in class"を選択。
ピックアップ
「授業」という単語は"class"で原則可算名詞。"Japanese classes"のように用いるが、「授業中に暗唱する」のような概念的な内容を指すときは不可算名詞化し"in class"と表す。ただし前置詞でduringを用いる場合は"during the class"のようにtheを伴うことが多い。
大学が公表する模範解答ではありませんのでご参考程度に。