昨日、本日と共通テストが行われました。受験された生徒の皆さん、お疲れさまでした。特に国公立大学を志望している生徒はこの日のために、英語に関してはリーディング80分・リスニング30分の試験のために、数年単位で準備を重ねてきたと言っても過言ではないと思います。
実際にGRITの中で生徒がどう学び、何が起こっているかは保護者の方でもご存じない方が多いと思います。実際にGRITで生徒と何を話し、どう学習しているか詳しくお話したいと思います。
試験との向き合い方
2025年は5名の生徒が英検準1級に合格することができました。慢心するわけではありませんが地方の個人塾としては高い合格率かもしれません。共通テストに関しては開校以来7年、「英語で失敗した」という生徒を見たことはありません。また、稀にIELTSの対策を希望し入塾する生徒もいますが、基本的には希望の時期までに必要なスコアを取っています。
試験は個人的には「戦い」と解釈しています。私も英検やIELTSなどの戦いに明け暮れ、今は指導する立場で生徒と毎年その戦いに明け暮れているわけですが、その戦いの中で興味深い発見があります。英語が得意な生徒が必ずしも英語で高い点数を取ることができるわけでもないということです。英語が得意であることと試験で高得点を取ることとは部分的には共通している部分もありますが、必ずしも=ではありません。
英語力がそこまで高くない生徒でも
- 「必ず〇〇を達成したい」と強く思っている生徒
- 日々の学習の質が他の生徒よりも高い生徒
- 自分以外の誰かや何かへの思いを背負っている生徒
これらの生徒が試験に合格できる確率はそうでない生徒よりも高いです。
そして「集中力」。GRITを主戦場とし自習で時間を多く使っている生徒は特に結果を出す生徒が多いです。スマホ禁止という時代と逆行するルールの中、デジタルデトックスをしながら高い集中力を普段から磨き上げているので当然の結果かもしれません。過去には「図書館などでスマホを使いながらの勉強は甘え」と話している生徒もいて、実際に医学部に合格していました。「集中力」は受験成否のキーワードの1つかもしれません。
授業との向き合い方
身だしなみ・姿勢の注意は全体を通して多いです。例えば、服装のちょっとした乱れが問題を解く際の緩みにつながります。問題を解けないときの貧乏ゆすりや指導に納得できない際の指ならしは、メンタルコントロールの不足です。授業に体操服で来るような的を外している生徒は設問を答える際も的を外した解答をします。「ルールだから」と一括りにするのではなく「自分の行動や言動が受験にどのような影響を与えるか」ということを意識させ、非常に多くの生徒がその指導の本質を理解してくれています。
問題との向き合い方
年末から1月の半ばにかけて厳しい指導が続きました。6,7名の生徒に「本番の試験もそのようなレベルの解答用紙を提出するの?」と問いました。そのレベルというのは正答の多さではなく、端的に言えば「妥協」「甘え」「慢心」によるものです。
- 明らかに語数が足りないにも関わらずそのまま提出する
- 日本語で書くべき解答をなぜかカタカナで書く
- 指定された語数に足らないので途中で解答を止めている
- 解答が間違えているとわかっているにも関わらず深く考えずにそのまま提出する
そのような例を挙げ始めるときりがないほどです。特定の1,2名ではなくかなり多くの生徒に見られるものです。おそらくこれからも続くテーマですが、「試験と同じ強度で普段の学習に取り組む」というのは私の信念であり、試験で高い結果を残すための核心部分でもあると思っています。
娯楽・テクノロジーとの向き合い方
私や保護者の方の学生時代と、現代の中高生の違いの1つはスマホ・AIです。単刀直入に話すと学生にとってのスマホの使用は恩恵以上に学習面に悪影響を与えると考えています。おそらく大部分の生徒もその事実に気づいています。それでも学生は「生活の一部」、もはや「体の一部」となったスマホと離れることができないというのが私のスマホに持つ印象です。
AIに関しては、宿題の信ぴょう性の不確実性が高まったというのが本音です。例えば、かつては家で行っていた「和訳」「英作文」のような宿題は、翻訳アプリが一瞬で生徒の困難を解決してくれます。宿題でそのような翻訳アプリやChatGPTを使う生徒に対しては「それを使うことが自分の学力向上に寄与しているか」「どこまでならオッケイでどこからがアウトかを考えるようにしよう」と声をかけています。
2026年
これらの内容を総括し、2026年は全生徒に「クラス1位・学年1位・英検準1級または1級のいずれかを必ず達成すること」を目標として伝えました。1位を目指すことは、最も楽しく、そして最も成長できる挑戦です。ルールや規則も、1位を本気で目指して学習していれば、自然とあるべき方向に調整されていきます。その話をした際、生徒の表情はさまざまでした。困惑している生徒、前を向いている生徒、苦笑している生徒。しかし最後に、「GRITの生徒であれば、それは決して不可能な目標ではない。周囲を見渡して。GRITには実際にクラス、学年、和歌山県下、大阪府下で1位を取っている生徒が何名もいる。でも学校全体を思い浮かべてみよう。本気で1位を目指している生徒がどれだけいるか。実はほとんどいない。1位は意外と身近にある。1位を取りたいと本気で思った瞬間、すでに他の生徒より一歩抜きんでているんだよ。」と伝えると、何名かの生徒が頷いていました。