12月4日、本日から冬期講習が始まります。12月1月の冬期講習と、3月4月の春期講習はセットになっていますのでここから5月頃まではほぼノンストップで英語学習に取り組むことになります。
始まると書類作成に時間もとれなくなりますので事前に「2024年度の学習の手引き(20p)」「生徒個人の半年の学習計画表(30p)」「生徒個人の冬期講習の学習計画(30p)」と3つの書類を作成しました。全ての書類に関して保護者の方に配布するようにお伝えしています。「2024年度の学習の手引き」に関しては全生徒共通になりE-BOOKにしておりますので、もしお手元に届いていない場合は印刷してご一読いただければと思います。
2024年度の学習の手引き
2023年12月-2024年5月までの学習計画
冬期講習の学習計画と学習ノート
英検準1級・難関大合格に向けて
GRITの共通の目標が「英検準1級・難関大合格」です。様々な変更はありましたが、この指針が変わったことはありません。2024年度の学習の手引きにこの5年の合格実績を掲載していますが、それを達成するために多くの生徒が挑戦し英検1級や準1級を達成することができました。
1名1名にエピソードがあり、よく覚えています。例えば、1名の生徒ですが高1の1月の英検で2級合格確実という生徒がいました。結果は不合格で、相当悔しかったのか3月4月5月と3か月90日間毎日塾に来続け、6月実施の英検で全国上位5%で英検2級合格、そして翌年の春に英検準1級に合格した生徒がいました。
周りから見ると、「驚異的な学習」を通り過ぎ「狂気的な学習」ですがその状態からでも英検準1級合格は高3の春でした。指導していて感じるのは一般的な学力の生徒、「中3・高1で英検準2級、高1・高2で英検2級」といった英語がやや得意な生徒が高校在学中(多くの生徒が高3の6月を最終と設定しています)で、英検準1級に合格する可能性はほぼ0です。100人いれば1人、2人いるかいないかです。
GRITでは数は多くありませんが(人数比では多いと思います)何名かそのような生徒もいます。合格した生徒の共通点はまずスマホを持っていない、持っていても必要以上に使っていない、ゲームをしない、こちら側から声をかけなくても自分がプラスαの学習を家でできないとわかっているので塾で取り組む、元の知力や学力の高さに加え、英語力、精神力、行動力が伴った生徒が合格した、そのように感じています。
つまり今後、この共通点に近い特徴を持った生徒が合格の可能性が高くなると考えています。
現状、GRITの生徒の英検保有状況は中学生>高校生で高校生が押されている状況です。生徒とのやり取りを逐一保護者の方に報告することはありませんが、最近の高校生の生徒のやり取りでも、「英検準1級は親が言ってるだけ」と保護者の方に責任転嫁する生徒、「合格したいけどそこまで無理はしたくない」と努力を拒む生徒、「次準1級受けます。…やっぱり無理そうなんでその次受けます。」と先延ばしにする生徒、「英検準1級持っていると受験に有利ですか」と利が先走っている生徒、「…」と自信がないので英検準1級という言葉も出せない生徒など、スタートラインにもたてていない生徒がほとんどです。過去に合格した生徒たちが鷹や鷲のような鳥であれば、今の生徒は翼もまだ生えていないひな鳥のように見えることもあります。(それは当然でまだその努力をしていません。)
英検1級に合格した生徒は数字で測れる以上の学習時間でした。何時間勉強したなど気にしたこともなく、何単語覚えられるかが軸で、受験前は「他の生徒はどうでも俺はやらなければならない」と話していたことも覚えています。「部活や他教科が…」という生徒もいると思いますが、別の1名の生徒はテニス部のキャプテンを務めながら他教科の学習も手を抜かず英検準1級に合格した生徒がいました。別の1名の生徒は英語だけでなく共通テストの世界史でも100点、国語でも180点を超えていたと話していて他教科との学習も両立し英検準1級に合格し阪大に合格しました。今年英検準1級に合格した生徒は高1で英検3級という状態からのスタートでした。昨日模試があったようで模試後に話をしましたが、英語では十分に高い点数をとっているのですが、「他教科で点数を落とす可能性もあるのでできる限り英語で高い点数を取りたいですし、自分の目標の点数には近づいていますがまだ届いていないです」と話していて努力を継続しています。
今のGRITの生徒ではおそらく彼らがしてきたような少し「狂った量」の学習量をこなすことはできない可能性があります。私だけでなく古株の生徒も気づいているかもしれません。中には保護者の方からストップがかかるような生徒もいるかもしれません。コロナの影響で社会全体が緩み、その渦の中にいる生徒もいるかもしれません。ただ、実際には少し狂った量の学習をしてきた生徒がいて、それをしなければ英検準1級に合格したり、旧帝大や医大レベルで「英語を得点源」にできるほどの英語力を身につけることはできません。社会や周りが緩んでいるときこそ、自分を律し、強く学ぶなければなりません。90日連続で塾に来るのは非現実的ですが、通塾予定日+2日(各2時間英語の追加題)、日曜日6時間程度の学習であれば、「狂った」程でもなくやや並みより上の学習量でやっている学生は全国にごまんといます。
過去に結果を出した生徒も最初から強く学ぶことができたわけではありません。泣いている生徒や「先生、無理です。」と泣きついてきた生徒も多く見てきました。それでも中にはやり遂げた生徒がいます。今後、全ての生徒が翼を広げ飛躍的に英語力を上げる可能性はありますが、それをできるかどうかは自身の意志によるものです。そしてその意志の強さややり切る力は学生時代だけでなく、社会人になってもいかすことのできる力です。2回の季節講習と通常授業、この半年の学習を全力で走り切ってください。